レルヒさんを追いかけて Ver.2

新潟県のゆるキャラ・レルヒさん。やたら大きくて黄色くて不気味なのに、じっと見ていると愛着が湧いてくる不思議なキャラクターです。そんなレルヒさん追っかけレポートをお送りします!

【なぜ追いかけ?】レルヒさんにだんけ謝謝

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更新期間がちょいちょい空いてしまう当ブログ。レルヒさんと出会ってから、転職したりリストラされたり転職したり母が亡くなったり転職したり、新潟に帰りたかったり、一般的な幸せのためなら岐阜に移住かと迷ったり…。レルヒさんと出会う前に比べたら、とても楽しくやっているのですが、ブログを書く余裕がなくなっているのはごまかしようのない現実です。今の仕事で普段希望通りに休めない分、まとまった長期休みをいただけるので、その時にまとめてアップしています。そう、いまがその真っ只中。

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久しぶりに開いた当ブログ。どんな検索結果でアクセスしてくださっているのかを見るのも楽しみです。今回気になったのは…「ゆるキャラにはなぜ追いかけがいるの」。

 

 

…なぜって言われても…!! このワードで検索してくださった方がまたこのブログに辿り着くかわかりませんが、私の答えられる範囲でお答えしましょう。とは言っても、レルヒさんの追っかけというのも特殊だとは思いますが…。

 

私の場合。新潟市出身ですが、上越市に5年ほど住んでいました。上越市はレルヒ少佐が暮らしていたまちです。縦に長ーい新潟県。地元の人は言います。「県庁に上越は忘れ去られている」。

 

新潟市出身者として、この言葉はさみしく響きました。東京に出てきた次の年にレルヒさんと出会いました。スキー発祥100周年の頃です。レルヒさんは「忘れてないよ!」と上越でお世話になった人たちへのメッセージだと、私は勝手に思っています。

 

さらに、この風貌。「なぜ、こんなやたら大きくて不気味なキャラを作った、新潟県!!」と叫ばずにはいられなかったのですが、そこがいい。それこそ魅力。逆に新潟県の本気を見た思いをしたのです。

 

いま現在、某市でペリーのゆるキャラが騒動になっていますが、金谷山で銅像になっているレルヒ少佐のことをリアルに「レルヒさん」と呼ぶ高齢者が生活している上越市の中で、こう言ったクレームが出なかったことが不思議…というか、地域性としてシャレがわかってる市民が多いんじゃないかなと、かの地でお世話になった人々を思い浮かべて、そのように想像しています(お役所の仕事に興味がない可能性も否定できませんが…)。

 

さらに。レルヒさんを追いかけるようになって、やたら動くレルヒさんがいることに気づきます。人間の形をしたキャラクターは少数派で、しかもやたら大きいので動きがダイナミックなほどハマります。私自身がとてもうがった見方をする人間なので「公務員、ようやるなー」(中に人はいません)と応援するようになり、レルヒさん自身のハイセンスな造形によって、佇まいがアートだなと思うようになりました。さまざまな街並みにあの黄色い造形、やたらハマるんですよね。

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※一例

Q「ゆるキャラにはなぜ追いかけがいるの」

A「個人的な思い出に影響され、一生懸命な活動と存在のアート性にハマりました」(あくまで個人の感想です)

 

 

私自身の理由がこんな感じなので、他の人たちもそれぞれに背景があって追っかけをしているものと推察いたします。

 

 

ゆるキャラにはなぜ追いかけがいるの」という疑問。これは根底にゆるキャラには魅力がないもののはず、という思い込みがあるのではないでしょうか。アイドルの追っかけを見ても、そんな疑問に思うことでもないですよね。

 

みうらじゅん氏は、魅力のなさにスポットを当ててゆるキャラに価値を与えました。「なぜ、そうなった?」というツッコミを楽しむものだったはずの「ゆるキャラ」は、もういないようです。人気のあるゆるキャラはほとんど、サービス精神旺盛のガチキャラです 笑。いいことなのか、悪いことなのかはわかりません。もしかしたらこれからも「ゆるキャラ」の意味は変わっていくのかもしれません。

 

 

想像してみてほしいのですが、仕事で着ぐるみを渡されて「これが君の仕事です」と言われた時に、自分はどうするか。つまらないこととして流して終わらせるか、一生懸命パフォーマンスするか。私は後者のほうが人生楽しいだろうなと思います。

 

人生を楽しんでいる人には同じような価値観の人たちが集まります。おかげさまで、この追っかけブログも通算5年ぐらいになり、悲しいこともありましたが、楽しいことのほうがたくさんありました。感謝感謝、だんけ謝謝です。

 

 

さて、最後に。だらだらと書き連ねてしまいましたが、簡潔に答えを出したいと思います。
Q「ゆるキャラにはなぜ追いかけがいるの」
A「楽しいから」

 

 

どんな追っかけも結局はこれだと思います! 「人生は自分を楽しませるためにある」という言葉に最近感化されまして。つまらないことに注目するよりは、楽しいことにアンテナを伸ばしていきたいですよね、レルヒさん?

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